あま‐ざらし【雨曝し/雨晒し】
おおいをしないで、雨にぬれるままにほうっておくこと。
しま‐ざらし【縞晒し/島晒し】
縞模様のあるさらし布。また、島でさらして作った布ともいう。
よ‐ざらし【夜晒し】
夜、戸外に出して外気にさらしておくこと。また、その物。
なら‐ざらし【奈良晒】
慶長年間(1596〜1615)以来、奈良地方で産出した麻の晒し布。生平(きびら)を漂白した上質なもの。
かん‐ざらし【寒晒し】
1 寒中、穀類や布などを水や空気にさらしておくこと。《季 冬》 2 「寒晒(かんざら)し粉」の略。
ひすら・し
[形ク]「ひすらこし」に同じ。「なほ—・く、人に情(なさけ)をしらず」〈浮・永代蔵・三〉
えず‐ら・し
[形シク]吐き気がするほど嫌である。気味が悪い。「—・シヤ イヤニ思フ也」〈一茶・方言雑集〉
かずら‐し【鬘師】
鬘を作る職人。かつらし。
とこ‐めずら・し【常珍し】
[形シク]いつも目新しく新鮮である。「難波人(なにはひと)葦火(あしひ)焚(た)く屋のすしてあれど己(おの)が妻こそ—・しき」〈万・二六五一〉
うら‐めずら・し【心珍し】
[形シク]清新な感じがして心ひかれる。なんとなく珍しい。和歌では「裏」「浦」との掛け詞として用いられる場合が多い。「わがせこが衣の裾を吹き返し—・しき秋の初風」〈古今・秋上〉