りょう‐りょう【稜稜】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 かどだっているさま。また、気性などが厳しいさま。「—たる山々」「気骨の—たる人」 2 寒さが厳しいさま。「—たる寒気」
りょう‐りょう【寥寥】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 ひっそりとしてもの寂しいさま。また、空虚なさま。「—たる荒れ野」 2 数の非常に少ないさま。「国中には有志者の員数、日に—として」〈竜渓・経国美談〉
両両(りょうりょう)相俟(あいま)って
二つのものが互いに助け合って。「デザインと機能とが—すばらしい家具」
りょうりょう・じ
[形シク] 1 「ろうろうじ1」に同じ。「愛敬づきたる人の、髪たけにていと—・じき」〈宇津保・国譲上〉 2 「ろうろうじ3」に同じ。「さやうのことに—・じかりけるが」〈枕・一四三〉
りょう‐りん【両輪】
1 二つの輪。二つある、両方の車輪。「車の—」 2 両者が一組になって用をなすもののたとえ。「会長と社長は社運営の—だ」
りょう・る【料る】
[動ラ五(四)]《「料理」の動詞化》料理する。物事をうまく処理する。「山鳥を—・る時、青年は…台所へ立って」〈漱石・永日小品〉
りょう‐れき【凌轢/陵轢】
[名](スル)侮り踏みにじること。りょうりゃく。「郷侶を—し民人を虐待し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
りょう‐ろう【竜楼】
1 宮殿の楼門。りゅうろう。「—鳳闕(ほうけつ)」 2 皇太子の異称。
りょう‐ろくはら【両六波羅】
京都の南と北に置かれた六波羅探題。
りょう‐ろん【両論】
相対する二つの論。両方の議論。「賛否—」「—併記」