りょうたん‐ぞろえ【両端揃え】
⇒均等割り付け
両端(りょうたん)を持(じ)・する
《「史記」信陵君伝から》どちらにつくか決めないで、あいまいな態度をとる。「派閥争いの外にいて—・する」
両端(りょうたん)を叩(たた)・く
《「論語」子罕(しかん)から》物事の首尾・両極をきわめつくす。「—・いて黒白の変化を同一物の上に起こす所が人間の融通のきく所である」〈漱石・吾輩は猫である〉
りょう‐だく【領諾】
承知して引き受けること。承諾。「一議に及ばず—して」〈読・近世説美少年録・三〉
りょう‐だて【両建(て)】
取引で、同一人が、同一銘柄の売り建てと買い建ての両方をたてておくこと。
りょうだて‐よきん【両建(て)預金】
拘束性預金の一。銀行などの金融機関が貸付の条件として預け入れさせた預金。→歩積(ぶづ)み預金
りょう‐だめ【両為】
両方のためや利益になること。「お前さんも人に憎まれず私の方でも大助かり、ほんに—で御座んす」〈一葉・わかれ道〉
りょう‐だん【両断】
[名](スル)二つにたち切ること。たち切って二つにすること。「一刀—」
りょうだん‐さいはい【両段再拝】
拝礼の一。再拝を二度行う作法。神社・山陵などの拝礼で最もていねいなもの。
りょう‐ち【了知】
[名](スル)はっきりと知ること。よく理解すること。「事の是非を—する」