そば‐つき【側付き】
わきから見たようす。みかけ。外観。「—ざればみたるも」〈源・帚木〉
そば‐はら【側腹】
1 横腹。わきばら。「宮の左の御—に矢一筋たちければ」〈平家・四〉 2 《「そばばら」とも》妾(めかけ)から生まれること。また、その人。めかけばら。〈日葡〉
そば‐づくえ【傍机】
「脇机(わきづくえ)」に同じ。
そば‐ひら【側平】
かたわら。そば。わき。「その山の—を巡れば」〈竹取〉
そば・める【側める】
[動マ下一][文]そば・む[マ下二] 1 横に向ける。また、視線をそらす。そむける。「目を—・めたくなるようなむごさ」 2 わきへ寄せる。「身ヲ—・メテ通ル」〈和英語林集成〉
そば‐め【側目】
わきの方から見ること。第三者として見ること。また、その見えるようす。はた目。「—には上品に見える」
そば・む【側む】
《名詞「そば(側)」の動詞化》 [動マ四] 1 横を向く。わきを向く。「尼君を恥ぢらひて、—・みたるかたはらめ」〈源・宿木〉 2 片隅に寄る。横に寄る。「恥ぢしらひて遠く—・みて居たれば」〈今...
泰山(たいざん)を挟(わきばさ)みて北海(ほっかい)を超(こ)ゆ
《「孟子」梁恵王から》泰山をわきにかかえて渤海(ぼっかい)湾を飛び越える。人間の力ではとうていできないことのたとえ。
だいじん‐ばしら【大臣柱】
1 能舞台で、正面の向かって右手前にある柱。ワキ座の側にあるので、脇柱ともいう。 2 歌舞伎舞台で、向かって右側にある柱。のちにはこれに対する左側の柱も併称。
タンボ‐マチャイ【Tambo Machay】
ペルー南部の都市クスコ北郊にあるインカ帝国時代の遺跡。中心部にある4段の石組みの沐浴場は、インカ皇帝が利用したとされ、現在も水がわき出ている。