なりあがり【成上がり】
狂言。鞍馬(くらま)へ参籠(さんろう)した主従が、詐欺師に太刀を竹棒とすり替えられる。太郎冠者は、太刀が竹に成り上がったのは瑞相(ずいそう)だと言いわけしてしかられる。
なん‐だって【何だって】
[感]相手の言葉をとがめたり、問い返したりするときに発する語。なんだと。「—、もう一度言ってみろ」 [連語] 1 《「なんだといって」の音変化》どういうわけで。どうして。なぜ。「—今まで黙っ...
なにと‐かも【何とかも】
[連語]どういうわけでまあ…か。どうしてまあ…か。「本ごとに花は咲けども—愛(うつく)し妹(いも)がまた咲き出来(でこ)ぬ」〈孝徳紀・歌謡〉
なに‐ゆえ【何故】
[副]どうして。どういうわけで。なぜ。「—そう思うのか」
なにか‐しら【何かしら】
[副]《「なにかしらん」の音変化》 1 何かわからないあるものを示す。なにか。「行けば必ず—得るものがある」 2 理由などがはっきりしないことを示す。どういうわけか。なぜか。「苦しいままに、—気...
なさけ‐しり【情け知り】
人情をわきまえていること。男女の道に詳しいこと。また、その人。わけしり。「思ひの外なる—、寺には惜しやと」〈浮・五人女・四〉
なじ‐に
[副]《「なに(何)しに」の音変化という》何ゆえに。どうしたわけで。なぜ。「我はままより先に心得たるぞ。—さかしく教ふる」〈沙石集・八〉
なぜ【何故】
[副]理由・原因などを問うのに用いる。どうして。なにゆえ。どういうわけで。「空は—青いの」「—怒られたのかわからない」
なぜ‐か【何故か】
[副]理由・原因がはっきりしないさま。どういうわけか。なぜだか。「—心が騒ぐ」
アグニのかみ【アグニの神】
芥川竜之介による創作童話。雑誌「赤い鳥」に大正10年(1921)1月号、2月号の2号にわけて掲載。大正8年(1919)に「中央公論」に発表した自身の小説「妖婆」を下敷きにした作品。