その‐ぎ【其の儀】
そのようなわけ。そのような事情。そのこと。「—ばかりは御容赦下さい」
そ‐めい【疎明/疏明】
1 いいわけ。弁明。 2 確信ではなく、確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為。または、これに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態。→証明
鼠口(そこう)終(つい)に象牙(ぞうげ)なし
鼠の口に象牙が生えたためしはないという意から、つまらない人間に立派なことを言えるわけがないということ。
そこ‐で【其処で】
[接] 1 前述の事柄を受けて、次の事柄を導く。それで。そんなわけで。「いろいろ意見された。—考えた」 2 話題をかえたり、話題をもとにもどしたりすることを示す。さて。「—一つお願いがあります」
其処(そこ)とな・し
どこと特定するわけでなく、全体にわたっている。一帯にわたっている。「—・く山路は雪にうづもれて名を頼みこし白川の関」〈夫木・二一〉
空(そら)に知(し)られぬ雪(ゆき)
《空から降ったわけではない雪という意から》舞い散る桜の形容。空知らぬ雪。
善人(ぜんにん)猶以(なおも)て往生(おうじょう)を遂(と)ぐ況(いわ)んや悪人(あくにん)をや
《親鸞「歎異抄」から》他力をたのみとしない善人でさえ往生できる。ましてや、悪業に苦しみ、ひたすら他力をたのむ悪人が往生できないわけがない。
そうじ‐うお【掃除魚】
大形の魚の体表・口・えらなどに付着している寄生生物を食う魚。ホンソメワケベラなど、サンゴ礁にすむものに多く、相利共生の一例。
そく‐だん【即断】
[名](スル)その場ですぐに判断したり決断したりすること。「今ここで—するわけにはいかない」「—即決」
空(そら)知(し)らぬ雨(あめ)
《空から降ったわけではない雨という意から》涙のこと。