なまけ‐ぐま【懶熊】
クマ科の哺乳類。体長140〜180センチ。体は黒い長毛で覆われ、前肢の爪が長い。果物や蜂蜜(はちみつ)を好み、インド・スリランカの森林地帯に分布。蜜熊。
なるべし【南留別志】
江戸中期の随筆。5巻。荻生徂徠著。元文元年(1736)刊。四百余の名称の語源を挙げ、転訛(てんか)を正そうとしたもの。題名は、各条末に「なるべし」を用いていることによる。
なり‐と
《断定の助動詞「なり」+接続助詞「と」から》名詞、名詞に準じる語、副詞、活用語の終止形、助詞などに付く。「なりとも」の形でも使う。 [副助] 1 いくつかあるもののうちの一つを、一応の例として...
なりた‐りこん【成田離婚】
《成田は成田空港の略》俗に、新婚旅行でのいさかいが原因でする離婚。 [補説]海外に行って現地でけんかになり、帰国した際の成田空港で離婚を決心するところからの名。平成2年(1990)ごろからの流行語。
ナルアカンダスワミ‐じいん【ナルアカンダスワミ寺院】
《Nallur Kandaswamy Temple》スリランカ北部の都市ジャフナにあるヒンズー教寺院。15世紀に建立。ポルトガルに破壊され、18世紀に再建。2011年に、黄色を基調とする高さ約3...
なま‐びょうほう【生兵法】
1 中途半端に兵法を知っていること。未熟な兵法。 2 十分身についていない知識や技術。なまはんかな学問。
なら‐でんじゅ【奈良伝授】
古今(こきん)伝授の流派の一。宗祇(そうぎ)から伝授された牡丹花肖柏(ぼたんかしょうはく)が、奈良の町人学者饅頭屋(まんじゅうや)宗二に伝えたもの。
なま‐はんじゃく【生半尺】
[名・形動ナリ]「生半可(なまはんか)」に同じ。「今つうといふは—をいふ」〈洒・噺之画有多〉
なま‐ごころ【生心】
1 なまはんかな風流心。「昔、—ある女ありけり」〈伊勢・一八〉 2 好色な心。「兄一万は—、顔を赤めてさしうつぶき」〈浄・根元曽我〉
なま‐ざとり【生悟り】
《「なまさとり」とも》いいかげんな悟り方。なまはんかな悟り。「—の経仏(きょうぼとけ)に為事(しょうこと)なしのあきらめ」〈一葉・やみ夜〉