あま‐おち【雨落ち】
1 雨垂れの落ちる所。雨打ち。 2 歌舞伎劇場で、舞台際の客席。かぶりつき。
あまおち‐いし【雨落ち石】
雨垂れで地面がくぼむのを防ぐため、軒下に置き並べた石。雨垂れ石。
あま‐おと【雨音】
降る雨が物に触れて立てる音。
あま‐おとめ【天少女】
天人。天女。あまつおとめ。「われも数ある—、月の桂(かつら)の身を分けて」〈謡・羽衣〉
あま‐おとめ【海人少女/蜑乙女】
年若い海女(あま)。「藻塩焼きつつ—ありとは聞けど」〈万・九三五〉
あま‐おぶね【海人小舟/蜑小舟】
[名] 1 海人の乗る小舟。「白波の八重折るがうへに—はららに浮きて」〈万・四三六〇〉 2 アマオブネガイの別名。 [枕]船が停泊することを「泊(は)つ」というところから、「はつ」にかかる。...
あまおぶね‐がい【蜑小舟貝】
アマオブネガイ科の巻き貝。潮間帯にみられ、貝殻は半球形で、殻径3センチくらい。殻表は黒く、白斑がある。殻口は半月形で石灰質のふたで閉じる。
あま‐がけ・る【天翔る】
[動ラ四]《古くは「あまかける」》神や人などの霊魂が空を飛び走る。「ひさかたの天のみ空ゆ—・り見渡したまひ」〈万・八九四〉
あまかざり‐やま【雨飾山】
新潟県西部、糸魚川(いといがわ)市と長野県北安曇(あずみ)郡小谷(おたり)村との境にある山。標高1963メートル。鐘状(しょうじょう)火山で、頂上南面はロッククライミングに好適。眺望がよく、山頂...
あまかし‐の‐おか【甘橿岡】
《「甘樫丘」とも書く》奈良県高市郡明日香(あすか)村にある丘。允恭(いんぎょう)天皇が姓氏の乱れを正すため諸氏を集めて盟神探湯(くかたち)を行った地。また、蘇我蝦夷(そがのえみし)・入鹿(いるか...