かい‐こく【戒告/誡告】
[名](スル) 1 過失・失態・非行などを強く戒めること。「厳重に—する」 2 (戒告)公務員などの職務上の義務違反に対する懲戒処分の一。本人に将来を戒める旨の申し渡しをする。もと「譴責(けんせ...
かい‐こく【海谷】
⇒海底谷(かいていこく)
かい‐こく【海国】
四方が海に囲まれた国。海の利用によって繁栄を図る国。「—日本」
かい‐こく【開国】
[名](スル) 1 外国との交際、通商を始めること。「日本は安政の仮条約で—した」⇔鎖国。 2 初めて国を開くこと。建国。肇国(ちょうこく)。
かい‐こく【改刻】
[名](スル)印鑑を彫り直すこと。印面を削り、新たに文字を彫ること。
かいこくざっき【廻国雑記】
室町後期の紀行。聖護院門跡道興准后(どうこうじゅごう)著。文明18年(1486)6月、京都を出発し、翌年3月にかけて北陸・関東・奥州を遊歴したときのもの。簡略な記事に和歌・俳諧・漢詩などをまじえ...
かいこくしまつ【開国始末】
伝記。1巻。島田三郎著。明治21年(1888)刊。井伊家の諸記録をもとに、井伊直弼(いいなおすけ)の大老就任から暗殺に至る間の始末を詳述し、直弼の立場を弁護している。
かいこく‐じゅんれい【回国巡礼】
諸国の霊場や札所を参拝して回ること。また、その人。
かいこくへいだん【海国兵談】
江戸中期の兵学書。16巻。林子平著。天明6年(1786)成立。寛政3年(1791)全巻刊。幕府に忌まれ同年に絶版。ロシア船の南下に警告を発し、国防の急務を論じた。
かいこく‐ろん【開国論】
江戸中期以後、鎖国・攘夷(じょうい)を廃し、外国との通商を主張した論。工藤平助・本多利明・渡辺崋山・高野長英らが主張。安政の開国後は、尊王攘夷論に対して佐幕開国論も行われ、文久期には尊攘論者のな...