げん‐げん【元元】
1 根本。根元。 2 人民。万民。「数千年来、—玆(ここ)に殖す、乃ち名(なづ)けて日本の人という歟(か)」〈雪嶺・真善美日本人〉
げん‐げん【玄玄】
[名・形動タリ]奥深いこと。はなはだ深遠なこと。また、そのさま。「妙の一字は不可得不可思儀の間に出でて、—のうちにあるなり」〈ひとりね・上〉
げん‐げん【言言】
一つ一つの言葉。一語一語。
げん‐げん【舷舷】
ふなばたとふなばた。「—相摩(あいま)す」
舷舷(げんげん)相摩(ま)・す
ふなばたが互いに擦れ合う。船と船とが接近して激しく戦うようすを表す言葉。
げんげん‐くく【言言句句】
一つ一つの言葉。一語一語。「—、肺腑より出で」〈独歩・日の出〉
げんげん‐こうてい【玄元皇帝】
老子の尊号。唐の玄宗が天宝年間(742〜755)に追贈。
げん‐げんしゅ【原原種】
収穫用の植物の原種1をとるために栽培する、前世代の植物の種子。品種改良で得た特性を、他の株の花粉との交雑や種子の混入などで失わないよう、適切な管理下で栽培される。
げんげんしゅう【元元集】
南北朝時代の神道書。全8巻。北畠親房著。延元2年=建武4年(1337)ごろ成立。日本の神道の起源を調査し、和漢の古典から資料を引用、分類して自説を加えたもの。
げんげんしゅう【玄々集】
平安中期の私撰和歌集。1巻。能因(のういん)撰。永承年間(1046〜1053)の初めごろに成立。一条天皇から後朱雀(ごすざく)天皇までの間の秀歌160余首を作者別に収める。