こ‐むやくし・い【小無益しい】
[形]むだである。役に立たない。ばかばかしい。「—・い、あた分(ぶ)の悪い」〈浄・阿波鳴渡〉
こむ‐よ【来む世】
[連語]《「む」は推量の助動詞》死後に、生まれかわって住む世。らいせ。「この世には人言繁し—にも逢はむ我が背子今ならずとも」〈万・五四一〉
こむら【腓】
すねの後ろ側の柔らかい部分。ふくらはぎ。こぶら。
こむら【小村】
姓氏の一。 [補説]「小村」姓の人物小村寿太郎(こむらじゅたろう)小村雪岱(こむらせったい)
こ‐むら【木叢/樾】
木が群がり、茂っている所。また、その下陰。
こむら‐がえり【腓返り】
こむら(ふくらはぎ)の筋肉が痙攣(けいれん)を起こし、ひきつること。こぶらがえり。
こ‐むらさき【小紫蝶】
鱗翅(りんし)目タテハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張約7センチ。翅に濃い紫色の光沢があり、黄・白・黒の紋が散在する。幼虫はヤナギ類の葉を食べる。九州以北に分布。《季 春》
こ‐むらさき【濃紫】
濃い紫色。赤みが少なく、ほとんど黒または紺に見える紫色。三位以上の袍(ほう)の色などに用いた。深紫。
こむろ‐ぶし【小室節】
江戸時代の民謡で、馬子唄(まごうた)の一種。起源については、常陸(ひたち)国の小室、信濃国の小諸(こもろ)などの諸説がある。
こむろやま‐こふん【古室山古墳】
大阪府藤井寺市古室にある、4世紀末から5世紀初頭の古墳。古市古墳群を構成する前方後円墳で、長さ150メートル、高さ15メートル。家・盾・冑などをかたどった形象埴輪(はにわ)が出土。