せん‐もう【線毛】
グラム陰性菌などの細菌の表面に見られる細胞質の突起。菌体の表面に数十から数百本ほどあり、鞭毛より細く短い。細菌の接合でDNAを運ぶ性線毛や、宿主となる細胞に付着する役割を果たす付着線毛がある。
せんもう‐うんどう【繊毛運動】
繊毛虫類の体表や後生動物の体腔壁などにある繊毛の運動。オール状に動き、移動や摂食のために水流を起こしたり、老廃物を排出したりする働きをする。
せんもう‐こうげん【線毛抗原】
⇒F抗原
せんもう‐じょうひ【繊毛上皮】
繊毛細胞からなる上皮組織。
せんもう‐ちゅう【旋毛虫】
旋毛虫科の線虫類。体長1〜4ミリの糸状で、成虫は哺乳類の小腸に、幼虫は筋肉内に寄生する。ヒトには主に豚肉の生食から感染。日本には少ない。
せんもう‐ちゅう【繊毛虫】
原生動物の一群の総称。体表は繊毛に覆われ、細胞核には大核と小核とがある。ゾウリムシ・ラッパムシ・ツリガネムシなど。滴虫(てきちゅう)類。
せんもう‐ほんせん【釧網本線】
東釧路(ひがしくしろ)から標茶(しべちゃ)を経て網走(あばしり)に至るJR線。昭和6年(1931)全通。全長166.2キロ。
千(せん)も万(まん)もいらぬ
あれやこれやと言うには及ばない。千も万も論は無用。「さあ—、あの縄解いて主(ぬし)返しや」〈浄・兜軍記〉
せん‐もん【占文】
占いに現れた文言(もんごん)。「今度の地震、—のさす所」〈平家・三〉
せん‐もん【専門】
1 限られた分野の学問や職業にもっぱら従事すること。また、その学問や職業。「彼の—は法律だ」「—外の仕事」 2 もっぱら関心を向けている事柄。「趣味は釣り—です」