たかね‐なでしこ【高嶺撫子】
ナデシコ科の多年草。中部以北の高山帯の岩石地に自生し、高さ約20センチ。花は濃紅色の5弁花で、縁は細く深く裂けている。
たかね‐ななかまど【高嶺七竈】
バラ科の落葉低木。中部以北の山地に自生し、高さ約1メートル。葉は羽状複葉。7月ごろ、紅色がかった白い小花を多数つけ、実は秋に赤く熟す。
たかね‐の‐はな【高嶺の花】
遠くから見るだけで、手に入れることのできないもの、あこがれるだけで、自分にはほど遠いもののたとえ。
たかね‐ばら【高嶺薔薇】
バラ科の落葉低木。本州・四国の高山に自生。葉は羽状複葉。7月ごろ、淡紅色の花を開く。
たかね‐ひかげ【高嶺日陰蝶】
ジャノメチョウ科のチョウ。北アルプスの高山帯に分布。翅(はね)の開張約4センチ、淡褐色で褐色のすじがある。近縁のダイセツタカネヒカゲは天然記念物で、北海道に分布。
たかね‐びけ【高値引け】
取引市場で、終わり値がその日の最高の値段になること。⇔安値引け。
たが・ねる【綰ねる】
[動ナ下一][文]たが・ぬ[ナ下二]《「たかねる」とも》集めて一つにまとめる。たばねる。つかねる。「赤いハンケチを膝の上で—・ねて見せる」〈虚子・風流懺法〉
たか‐ねんぶつ【高念仏】
声を高く張り上げて念仏を唱えること。たかねぶつ。「阿弥陀仏、阿弥陀仏と—申して」〈盛衰記・一八〉
たかの【高野】
姓氏の一。 [補説]「高野」姓の人物高野岩三郎(たかのいわさぶろう)高野素十(たかのすじゅう)高野辰之(たかのたつゆき)高野長英(たかのちょうえい)高野房太郎(たかのふさたろう)高野蘭亭(たかの...
たか‐の【鷹野】
「鷹狩り」に同じ。「—を致いて、野駆けでござる」〈虎明狂・引敷聟〉