たち‐び【立ち日】
人があの世へ旅立った日。死んだ日。忌日。命日。「無縁にするも不便(ふびん)ゆゑ、今日を—に、七七日(なななぬか)」〈伎・三人吉三〉
たち‐びな【立ち雛】
立った姿にこしらえた、男女一対のひな人形。最初は紙で作ったので紙びなともよぶ。《季 春》⇔座り雛。
たち‐ふさが・る【立(ち)塞がる】
[動ラ五(四)]前に立って、行く手をさえぎる。立ちふたがる。「大手を広げて—・る」「困難が—・る」
たち‐ふるまい【立(ち)振(る)舞(い)】
1 「立ち居振る舞い」に同じ。 2 《「たちぶるまい」とも》旅に出るにあたって、人を招いて別れの飲食をすること。「支度の出来た所へ媒妁(なこうど)夫婦が乗込む。そこで簡略な—があって」〈紅葉・二...
たち‐ふるま・う【立(ち)振(る)舞う】
[動ワ五(ハ四)]日常のなにげない動作をする。行動する。「思うままに—・う」「ごく自然に—・う」
たち‐ぶくろ【太刀袋】
太刀を入れる袋。
たち‐ぼうちょう【裁(ち)包丁】
「裁ち物包丁」に同じ。
たち‐ぼとけ【立(ち)仏】
立ち姿の仏像。また、立っている仏。りゅうぶつ。→居仏(いぼとけ)
たち‐ま・う【立ち舞ふ】
[動ハ四] 1 立って舞う。舞を舞う。「もの思ふに—・ふべくもあらぬ身の袖うち振りし心知りきや」〈源・紅葉賀〉 2 世に出て交わる。交際する。立ちまじる。「なほ世に—・ふべくも覚えぬ物思ひの」〈...
たち‐まえ【立(ち)前】
1 旅に立つ前。出発する前。 2 仕事に対する報酬。かせぎ。日当。「その日の—を此方(こっち)へちゃくぶくして」〈魯文・安愚楽鍋〉