ちり‐の‐すえ【塵の末】
ものの数にはいらないこと。また、そのような人。「結びおく契りとならば法の花—まで数にもらすな」〈続古今・釈教〉
ちりのなか【塵の中】
和田芳恵の短編小説。昭和38年(1963)刊行。同年、第50回直木賞受賞。
ちり‐の‐まがい【散りの紛ひ】
入り乱れて散ること。散り乱れること。「あしひきの山下光るもみち葉(ば)の—は今日にもあるかも」〈万・三七〇〇〉
ちり‐の‐み【塵の身】
1 塵のようにつまらない身。「風の上にありか定めぬ—は行方も知らずなりぬべらなり」〈古今・雑下〉 2 俗世間にけがれた身。「立つやあだなる—は」〈謡・玉葛〉
ちり‐の‐よ【塵の世】
けがれたこの世。濁世。「神も交はる—の、花や心に任すらん」〈謡・小塩〉
チリハウス【Chilehaus】
ドイツ北部の都市ハンブルクにある建物。1924年に建造された10階建てのオフィスビルで、外装に煉瓦(れんが)を用いている。建築家フリッツ=ヘーガーによる表現主義建築の代表的な作品として知られる。...
ちり‐はらい【塵払い】
塵を払うこと。また、その道具。はたき。
ちり‐ばかり【塵ばかり】
[連語](多く副詞的に用いて)少しばかり。ほんの少し。ちりほど。「此の帯を挙げんとするに、—も動かず」〈今昔・三・五〉
ちり‐ばな【散(り)花】
1 散った花。落花。 2 花は咲くが実を結ばない花。むだ花。あだ花。
ちり‐ば・む【塵ばむ】
[動マ四]ほこりにまみれる。「台盤なども傍(かたへ)は—・みて」〈源・須磨〉