ちり‐まが・う【散り紛ふ】
[動ハ四]入り乱れて散る。「雪、東風にたぐひて—・ふ」〈かげろふ・下〉
ちり‐みだ・れる【散(り)乱れる】
[動ラ下一][文]ちりみだ・る[ラ下二]入り乱れて散る。乱れ散る。「強風に葉が—・れる」
ちり‐めん【縮緬】
表面に細かいしぼのある絹織物。縦糸に撚(よ)りのない生糸、横糸に強く撚りをかけた生糸を用いて平織りに製織したのち、ソーダをまぜた石鹸(せっけん)液で煮沸して縮ませ、精練したもの。
ちりめん‐え【縮緬絵】
錦絵(にしきえ)で、刷ってから、しわを寄せ、縮緬に描いたようにしたもの。
ちりめん‐がみ【縮緬紙】
細かくしわを寄せて、縮緬のような感じにこしらえた紙。クレープペーパー。
ちりめん‐キャベツ【縮緬キャベツ】
サボイキャベツの別名。
ちりめん‐ざこ【縮緬雑魚】
カタクチイワシなど、イワシの稚魚を煮干しにしたもの。しらす干し。ちりめんじゃこ。《季 春》
ちりめん‐じゃこ【縮緬雑魚】
「ちりめんざこ」に同じ。
ちりめん‐じわ【縮緬皺】
縮緬のように一面に細かく寄ったしわ。
ちりめん‐ぼん【縮緬本】
木版多色刷りした和紙に特殊な加工でしわを作り、縮緬のような手触りをもたせ、和綴じにした絵本。長谷川武次郎が考案し、明治18年(1885)弘文社より刊行開始。日本文化を欧米に紹介する目的で作られた...