つき‐えり【突(き)襟】
(主に関西で)抜き衣紋(えもん)のこと。着物の襟を後方に突き下げて着るのでいう。
つき‐おくり【月送り】
1 すべきことを順々に次の月へ延ばすこと。 2 毎月、金や物を送ること。
つき‐おくれ【月遅れ/月後れ】
1 ある月に行う行事などを、1か月おくらせて行うこと。特に、陰暦に従ってすべき行事を陽暦のその月日に行わず、1か月おくらせること。「—のお盆」 2 月刊雑誌などで、発売中の号より1、2か月前のもの。
つき‐おとし【突(き)落(と)し】
相撲のきまり手の一。上手(うわて)を相手のわきに外側から筈(はず)に当て、相手を斜め下に押しつけるように倒す技。
つき‐おと・す【突(き)落(と)す】
[動サ五(四)] 1 突いて高い所から下へ落とす。「谷底に—・す」 2 ひどく悪い状態に陥らせる。「絶望の淵に—・される」 3 相撲で、突き落としの手で相手を負かす。「土俵際で—・して勝つ」
つき‐かえ・す【突(き)返す】
[動サ五(四)] 1 相手が突いてきたのに対してこちらも突いて押しやる。つきもどす。「負けじと—・す」 2 差し出されたものや送ってきたものを受け取らないで先方へ戻す。つきもどす。つっかえす。「...
つき‐かか・る【突(き)掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 突きながら襲いかかる。「牛が急に—・る」 2 「突っ掛かる」に同じ。「いつも私(わちき)が—・り、愛相づかしの茶わん酒」〈人・梅児誉美・後〉
つき‐か・く【突き欠く】
[動カ四]突き当たってきずつける。「築地の角に走り当たりて、顔先—・きてありけり」〈著聞集・一六〉
つき‐か・ける【突(き)掛ける】
[動カ下一][文]つきか・く[カ下二] 1 あるものを目がけて勢いよく突く。つっかける。「槍を—・ける」 2 突こうとする。「—・けて思いとどまる」
つき‐かげ【月影】
1 月の形。月の姿。月。《季 秋》「—をくみこぼしけり手水鉢/立圃」 2 月の光。月のあかり。月光。「淡い—」 3 月光に照らされて映る人や物の姿。「ほのかなりし—の見劣りせずは、まほならむはや...