ニトロセルロース【nitrocellulose】
セルロースの硝酸エステル。セルロースを硝酸・硫酸・水の混合物で処理してつくる。硝酸度の多いものは無煙火薬などに、少ないものはラッカーやフィルム、セルロイドなどの原料。硝酸セルロース。硝酸繊維素。...
ニトロソアミド【nitrosamide/nitrosoamide】
ニトロソ基(-NO)をもつアミド。食品より検出される発癌(はつがん)物質で、胃や食道の発癌に関係する。
ニトロソアミン【nitrosamine/nitrosoamine】
⇒ニトロサミン
ニトロソ‐かごうぶつ【ニトロソ化合物】
《ニトロソは、nitroso, nitros》ニトロソ基(-NO)のついた化合物。不安定で発癌(はつがん)性が強い。食品添加物の亜硝酸塩とアミノ酸から腸内細菌が作るアミンの反応により体内で生ずる。
ニトロソグアニジン【nitrosoguanidine/nitrosguanidine】
ニトロソ化合物の一つ。高い確率で微生物に突然変異を起こさせるので、バイオテクノロジー研究に使用される。発癌(はつがん)性がある。
ニトロソメタンフェタミン【nitrosomethamphetamine】
覚醒(かくせい)剤ヒロポンの成分であるメタンフェタミンが、亜硝酸ソーダと反応して生ずる発癌(はつがん)物質。
ニトロたかんほうこうぞく‐たんかすいそ【ニトロ多環芳香族炭化水素】
多環芳香族炭化水素(PAH)が大気や有機物中の窒素と結合してニトロ化した物質の総称。化石燃料などの燃焼によって副生成する。大気汚染の原因である浮遊粒子状物質(SPM)になるほか、発癌(はつがん)...
ニトロ‐ちかん【ニトロ置換】
⇒ニトロ化
ニトロピレン【nitropyrene】
突然変異を起こす作用が強い発癌(はつがん)物質。ジェット燃料を燃やしたとき生ずる。
ニトロベンゼン【nitrobenzene】
ベンゼンを硫酸・硝酸・水の混合物で処理すると得られる、特異な香気がある無色の液体。有毒。アニリンの原料として重要。化学式C6H5NO2