はん‐かん【藩翰】
《「藩」は垣根、「翰」は柱の意。「詩経」大雅・板による》地方を鎮め、王室の守りとなる国家の重臣。転じて、諸侯。藩屏(はんぺい)。藩籬(はんり)。
反間(はんかん)苦肉(くにく)の策(さく)
自分を犠牲にして相手を欺き、敵どうしの仲をさくような計略。
はん‐かんすう【汎関数】
関数を変数とし、実数または複素数の値をとる関数。例えば、「x=1からx=2までの区間で、関数y=f(x)が表すグラフの長さ」などがこれにあたる。
はん‐かんせいゆ【半乾性油】
乾性油と不乾性油との中間の乾燥性をもつ油脂。ごま油・菜種油など。
はんかん‐はんみん【半官半民】
政府と民間とが共同で出資し、事業を経営すること。「—の会社」
はんかんぷ【藩翰譜】
江戸中期の歴史書。13巻。新井白石著。元禄15年(1702)成立。慶長5年(1600)から80年間の、諸大名337家の由来と事績を集録し、系図をつけたもの。
はん‐が【版画】
版を用いて刷った絵の総称。木版画・銅版画・石版画・シルクスクリーンなどがあり、版の形式により凸版・凹版・平版・孔版(こうはん)に分かれる。 [補説]作品名別項。→版画
はんが【版画】
《原題、(フランス)Estampes》ドビュッシーのピアノ曲集。1903年作曲。「パゴダ」「グラナダの夕べ」「雨の庭」の全3曲からなる。印象主義音楽を確立した作品として有名。
はん‐がい【半舁】
衣類や米などを入れておく小形の行李(こうり)。「夏の物は、—に襦袢(じばん)が一枚なささうな」〈浄・丹波与作〉
はん‐がえし【半返し】
祝儀不祝儀などで、受け取った金品の半額程度の金品を礼として返すこと。