ひと‐がた【人形】
《「ひとかた」とも》 1 人の形。 2 「形代(かたしろ)1」に同じ。 3 人の姿をかたどったもの。にんぎょう。「かの山里のわたりに、わざと寺などはなくとも、昔覚ゆる—をも作り」〈源・宿木〉 4...
一肩(ひとかた)入(い)・れる
「一肩脱ぐ」に同じ。「恥を忍んで泣き付いて行ったら、随分—・れて、原稿を何処かの本屋へ嫁(かたづ)けて」〈二葉亭・平凡〉
一肩(ひとかた)担(かつ)・ぐ
物事をするための負担の一部を受け持つ。「赤坂で披露目をした時も—・ぎ、着物の面倒も見てくれた」〈秋声・縮図〉
ひと‐かたけ【一片食】
1回の食事。ひとかたき。
ひとがた‐ながし【人形流し】
紙製の人形に、心身のけがれや災いなどを移して祓(はら)えをし、川や海に流す行事。→形代2 [補説]書名別項。→ひとがた流し
一方(ひとかた)なら◦ず
普通の程度でない。ひととおりでない。「—◦ず喜ぶ」「—◦ぬお世話になった」
一肩(ひとかた)脱(ぬ)・ぐ
他人に力を貸す。助力する。一肌脱ぐ。一肩入れる。「武男君、如何(どう)だ、—・いで見ちゃア」〈蘆花・不如帰〉
ひとかた‐ひとかた【一方一方】
一人一人。それぞれ。「—につけて、いとうたてある事は出で来なむ」〈源・浮舟〉
ひと‐かたまり【一塊】
1個のかたまり。また、寄り集まって一つにまとまっている状態や、そういうもの。「—になって走る」
ひとかっぷ‐わん【単冠湾】
南千島、択捉島(えとろふとう)中部の太平洋側にある湾。第二次大戦中、真珠湾攻撃の日本艦隊の集結地。