ストレプトミセス【(ラテン)Streptomyces】
アクチノミセス目ストレプトミセス科の放線菌の総称。土壌中に多い。グラム陽性で、好気性。代謝産物の抗生物質・生理活性物質・酵素・色素などが利用される。ストレプトマイセス。
ほうせん‐きん【放線菌】
カビのように分岐した糸状の細胞や菌糸を生じる細菌。土壌中に広く分布し、動植物に寄生するものもある。抗生物質を産生するストレプトミセスや病原性をもつアクチノミセス・マイコバクテリウムなどがある。
エリスロマイシン【erythromycin】
放線菌のストレプトミセス‐エリスレウスが産生するマクロライド系抗生物質。ジフテリア菌などのグラム陽性菌に対する効力が強い。
ミセス‐わたなべ【Mrs.Watanabe】
《「ミセスワタナベ」と書くことが多い》日本の個人FX(外国為替証拠金取引)投資家の通称。
ストレプトマイシン【streptomycin】
ストレプトミセスの一種から得られる抗生物質。特に結核菌に有効で、結核治療薬として用いられるが、難聴などの副作用がある。ストマイ。SM。
クロルテトラサイクリン【chlortetracycline】
放線菌のストレプトミセス‐オレオファシエンスなどから作り出された抗生物質。商標名オーレオマイシン。
ほうせんきん‐しょう【放線菌症】
嫌気性の放線菌のアクチノミセスによって起こる病気。首・胸・腹などに板状のしこりができ、化膿(かのう)して瘻孔(ろうこう)を生じ、菌塊を含む膿汁を排出する。抗生物質が有効。アクチノミコーゼ。
ミズ【Ms.】
未婚・既婚に関係なく、女性の姓または姓名の前に付ける敬称。Miss(ミス)とMrs.(ミセス)の合成語。
カナマイシン【kanamycin】
放線菌のストレプトミセス‐カナミセティクスが産出する抗生物質。昭和32年(1957)梅沢浜夫らが分離。水溶性で、結核菌・赤痢菌・ぶどう球菌・大腸菌などに有効。KM。