やぎゅう‐じゅうべえ【柳生十兵衛】
[1607〜1650]江戸前期の剣術家。大和の人。宗矩(むねのり)の長男。名は三厳(みつよし)。徳川家光の信頼があつく、新陰流を究めた。諸国を多く巡歴したために、後世、さまざまな巷説(こうせつ)...
やぎゅうひじょうけん【柳生非情剣】
隆慶一郎による時代小説集。いずれも柳生流の剣士たちを主人公とする短編6作からなる。昭和63年(1988)刊行。
やぎゅうぶげいちょう【柳生武芸帳】
五味康祐による長編時代小説。昭和31年(1956)から昭和33年(1958)にかけて「週刊新潮」誌に連載。単行本は全7巻。剣術家の柳生一族を隠密集団と捉え、その暗躍の歴史を描く。
やぎゅう‐むねのり【柳生宗矩】
[1571〜1646]江戸初期の剣術家。大和の人。宗厳の五男。父とともに徳川家康に仕え、徳川秀忠に新陰流を伝授。徳川家光の信頼があつく、寛永9年(1632)総目付となり、諸大名の監視に当たった。
やぎゅう‐むねよし【柳生宗厳】
[1527〜1606]安土桃山時代の剣術家。大和の人。号、石舟斎。上泉秀綱に新陰流を学んで大成し、柳生新陰流を創始。徳川家康に兵法を伝授した。
やぎゅう‐りゅう【柳生流】
剣道の一派。柳生宗厳が創始。江戸の柳生家は徳川将軍の兵法指南役として栄え、また、全国諸藩にも広がりをみせた。柳生新陰流。
や‐ぎょう【や行/ヤ行】
五十音図の第8行。や・い・ゆ・え・よ。
や‐ぎょう【夜行】
百鬼夜行(ひゃっきやぎょう)のこと。また、それがあるとして外出を禁じた日。「—の夜なども自らありあふらむ」〈栄花・初花〉
や‐ぎょう【夜業】
夜間に仕事をすること。また、その仕事。よなべ。《季 秋》
やぎ‐よしのり【八木義徳】
[1911〜1999]小説家。北海道の生まれ。満州理化学工業に入社、大陸へ渡る。中国人工員をモデルにした「劉廣福(リュウカンフウ)」で芥川賞受賞。私小説で知られ、他に「母子鎮魂」「私のソーニャ」...