やく‐だたり【厄祟り】
厄年に、災厄にたたられること。「こな様も二十五歳の厄の年、わしも十九の厄年とて、思ひ合うたる—」〈浄・曽根崎〉
やく‐だ・つ【役立つ】
[動タ五(四)]役に立つ。有用である。「社会に—・つ人材」
[動タ下二]「やくだてる」の文語形。
やく‐だ・てる【役立てる】
[動タ下一][文]やくだ・つ[タ下二]役に立つようにする。役に立てる。「このお金は何かのときに—・ててください」
やく‐ちゅう【訳注/訳註】
1 翻訳と注釈。 2 翻訳文をよりよく理解するために翻訳者がつける注釈。→原注
やく‐ぢえ【役知恵】
長く役目についていた経験から得た分別・才覚・知恵。
やく‐づか【厄塚】
厄神を封じこめるために設ける臨時の塚。京都の吉田神社のものが名高く、節分の夜に火祭りをして、最後に土器(かわらけ)を群衆が奪い合って厄よけに持ち帰る。《季 冬》「—の煙にむせび拝みけり/王城」
やく‐づき【厄月】
陰陽家(おんようけ)で、厄難を避けるために、諸事に忌み慎まなければならないとする月。
やく‐づき【役付(き)】
《「やくつき」とも》役職についていること。また、その人。「—になる」
やく‐づくり【役作り】
演劇・映画などで、役者が自分の役について演技・扮装(ふんそう)などを工夫すること。
やく‐づけ【役付け】
役を割り当てること。割り当てた役を記すこと。また、そのもの。「狂言の番組、—を求めて」〈浮・男色大鑑・七〉