寛(ゆた)にたゆたに
ゆらゆらと漂い動くさま。ゆたのたゆたに。「我(あ)が心—浮き蓴(ぬなは)辺(へ)にも沖にも寄りかつましじ」〈万・一三五二〉
寛(ゆた)のたゆたに
「ゆたにたゆたに」に同じ。「いで我を人なとがめそ大舟の—物思ふ頃ぞ」〈古今・恋一〉
ゆた‐やか【豊やか】
[形動ナリ]ふっくらしているさま。豊かであるさま。ゆったりとしているさま。「手足の指—に」〈浮・五人女・三〉
ゆ‐たん【油単】
1 ひとえの布や紙に油をしみ込ませたもの。湿気や汚れを防ぐため、調度や器物の覆いまたは敷物・風呂敷などに用いた。 2 たんす・長持(ながもち)などを覆う布。ふつう、木綿で作られ、定紋や唐草などを...
ゆたん‐かん【輸胆管】
⇒胆管(たんかん)
ゆたん‐づつみ【油単包み】
昔、旅人などが持った油単で包んだ携行品。
ゆ‐たんぽ【湯湯婆】
《「たん(湯)」「ぽ(婆)」は唐音》暖房用具の一。金属・陶器製で、中に湯を入れて寝床や足を暖める。たんぽ。《季 冬》