て‐おも【手重】
[形動][文][ナリ]容易でないさま。また、扱いなどが丁寧であるさま。「今の病気を、少し—に書くのが得策だろうと」〈漱石・明暗〉
て‐おも・い【手重い】
[形][文]ておも・し[ク] 1 容易でない。重大である。「あれ程御医者が—・く云ったものが」〈漱石・こゝろ〉 2 取り扱いが丁寧である。「—・く遇する」 3 動作が鈍い。「—・イ人」〈日葡〉
手(て)取(と)り足(あし)取(と)り
細かいところにまで行き届いた世話をするさま。何から何まで丁寧に教えるさま。「—めんどうをみる」「—して指導する」
てん・ずる【展ずる】
[動サ変][文]てん・ず[サ変]ひろげる。また、丁寧に見る。「壁に遺墨を—・じ」〈左千夫・勾玉日記〉
であり◦ます
[連語]「である」の丁寧表現。「私は東京の出身—◦ます」「私の健康の秘訣(ひけつ)はよく寝ることなの—◦ます」
でありませ◦ん
[連語]「でない」の丁寧表現。「で」と「あり」との間に係助詞「は」「も」の挿入されることが多い。「私はこの家の者—◦んから、よくわかりません」「これはうまいと呼べる字ではありません」
でえす
[助動][○|○|でえす|○|○|○]体言、副詞、活用語の終止形・連体形に付く。丁寧、もしくは、格式ばった気分を表す。…です。「訳立てはどうでえすな」〈伎・韓人漢文〉 [補説]近世、「です」形と...
でげす
[助動][でげしょ|でげし|でげす|(でげす)|○|○]《江戸末期から明治初期にかけての男性語》体言に付く。「である」の意の丁寧表現。…です。…でございます。「今夜は炎暑でげすな」〈滑・七偏人・...
で‐ございま・す
[連語]《断定の助動詞「だ」の連用形+補助動詞「ございます」》「だ」「である」の意の丁寧表現。「さよう—・す」「いいお天気—・すね」→ございます
でしょ◦う
[連語]《丁寧な断定の助動詞「です」の未然形+推量の助動詞「う」》「だろう」の丁寧な表現。「明日は晴れる—◦う」「本人も懲りたの—◦う」