あきた【秋田】
東北地方北西部の県。県庁所在地は秋田市。かつての羽後の大半と陸中の一部を占める。人口108.6万(2010)。 秋田県中西部、雄物(おもの)川下流の市。県庁所在地。もと佐竹氏の城下町。旧名、...
あきたかた【安芸高田】
広島県中北部の市。平成16年(2004)に吉田町、八千代町、美土里(みどり)町、高宮町、甲田(こうだ)町、向原(むかいはら)町が合併して成立。戦国期に毛利元就(もうりもとなり)が本拠とした。人口...
あき‐つ‐かみ【現つ神】
現世に姿を現している神。多くは天皇を敬っていう。現人(あらひと)神。「—わが大君(おほきみ)の天の下八島の中に」〈万・一〇五〇〉
あきつ‐しま【秋津島/秋津洲/蜻蛉洲】
《古くは「あきづしま」》 大和(やまと)国の異称。また、広く日本をさす。あきつくに。あきつしまね。あきつす。「そらみつ大和の国を—とふ」〈記・下・歌謡〉 [枕]「大和」にかかる。「うまし国そ...
あきつ‐ひれ【蜻蛉領巾】
トンボの翅のように、薄くて美しい領巾。「わが持てる真澄鏡(まそみかがみ)に—負ひ並(な)め持ちて馬買へわが背」〈万・三三一四〉
あきづ【秋津】
奈良県吉野郡宮滝付近の古称。奈良時代に吉野離宮のあった所。「吉野の園の花散らふ—の野辺に」〈万・三六〉
あき‐づ・く【秋付く】
[動カ四]秋の気配が感じられるようになる。秋めく。「—・けば尾花が上に置く露の消(け)ぬべくも我は思ほゆるかも」〈万・一五六四〉
あき‐の‐か【秋の香】
1 秋をしみじみと感じさせる、菊などの香り。「—漂う文化の日」 2 松茸(まつたけ)の香り。また、松茸。「高松のこの峰も狭(せ)に笠立てて満ち盛(さか)りたる—のよさ」〈万・二二三三〉
あき‐の‐ななくさ【秋の七草】
秋を代表する七つの草花。萩・尾花・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)。《季 秋》→春の七草 [補説]万葉集の山上憶良の歌では、桔梗の代わりに...
あきはぎじょう【秋萩帖】
平安中期の書の巻子本(かんすぼん)。小野道風筆と伝えられる。万葉集などの和歌48首と王羲之(おうぎし)の手紙を、草書体の万葉仮名で書いたもの。書名は巻頭の歌「あきはぎの…」による。秋萩歌巻。