うきよどこ【浮世床】
江戸後期の滑稽本。2編5冊。式亭三馬著。文化10〜11年(1813〜14)刊。髪結い床に集まる江戸庶民の会話を通して、当時の生活を活写している。三馬死後の文政6年(1823)、滝亭鯉丈(りゅうて...
うず・む【埋む】
[動マ五(四)] 1 うずめる。うめる。「(煙草盆ニ)火が—・んであって」〈梶井・城のある町にて〉 「山はくづれて河を—・み」〈方丈記〉 2 気をめいらせる。物思いに沈ませる。「思ひやるながめ...
うち‐おおい【打(ち)覆い】
1 入棺までの間、死者にかぶせておく生前の着物。また、棺を包む白布。 2 仮に造った簡単な屋根。「—を葺(ふ)きて、継ぎめごとにかけがねを掛けたり」〈方丈記〉
うち‐かえ・す【打(ち)返す】
[動サ五(四)] 1 打って相手のほうに戻す。打ち戻す。「好球をレフト前に—・す」 2 打たれた仕返しに、こちらからも相手を打つ。また、応戦のため発砲したり矢を放ったりする。「打たれたら—・せ」...
うまれ‐あ・う【生まれ合ふ】
[動ハ四]「生まれ合わせる」に同じ。「濁悪(ぢょくあく)の世にしも—・ひて」〈方丈記〉
うら‐うち【裏打ち】
[名](スル) 1 紙・布・革などの裏にさらに和紙や布などを張って厚く丈夫にすること。「—のしてある古文書」「作業ズボンのひざを—する」 2 物事を別の面から確実にすること。裏づけ。「予測を事実...
うら‐づけ【裏付け】
1 裏を張って丈夫にすること。裏打ち。 2 物事の確実なことを他の面から証明すること。「調査による—をとる」「証言に—されたアリバイ」
うわ‐ぜい【上背】
身長。身の丈。背が高いという意を含めて使う。「—がある」
うんご‐じ【雲居寺】
京都市東山区高台寺付近にあった寺。承和4年(837)菅野真道が桓武天皇の菩提をとむらうために道場を建立したのが始まり。金色八丈の阿弥陀像があったが、応仁の乱で焼失。八坂東院。 中国河北省房山...
うんさい‐おり【雲斎織】
織物の一。斜文織りの丈夫な木綿の布。足袋の底、前掛けなどに用いる。近世、美作(みまさか)津山の人、雲斎の創始という。