さん‐がん【三観】
仏語。3種の観法。天台宗で説く空観・仮観・中観が最も著名。律宗では性空・相空・唯識、華厳宗では真空観・理事無礙観(りじむがいかん)・事事無礙観を説く。
さん‐き【三器】
茶道で、茶入れ・茶杓(ちゃしゃく)・茶入れ袋(仕服)のこと。
さん‐き【三希】
中国、清朝の乾隆帝が愛蔵した4世紀東晋時代の三つの書。王羲之(おうぎし)の「快雪時晴帖」、王献之の「中秋帖」、王珣(おうじゅん)の「伯遠帖」をさす。名称は、三書を得た乾隆帝が「希世の珍」と喜んだ...
さん‐き【三帰】
仏語。仏・法・僧の三宝に帰依すること。三帰依(さんきえ)。
さん‐き【三期】
1 三つの期間。 2 3番目の期間。
さんき‐あきない【三期商い】
江戸時代、大坂堂島で行われた帳合米の取引。1年を3期に分けて、清算期は各期の末日と定めた。
さん‐きえ【三帰依】
⇒三帰(さんき)
さん‐ききょう【三奇橋】
日本の橋のうち、構造が変わっていて珍しい三つの橋。特に、山口県岩国川の錦帯(きんたい)橋、山梨県桂川の猿橋(さるはし)、富山県黒部川の愛本(あいもと)橋(昔のはね橋形式のもの)をいう。
さん‐きしゃ【三騎射】
3種の騎射。笠懸(かさがけ)・流鏑馬(やぶさめ)・犬追物(いぬおうもの)のこと。
さんきち【三吉】
浄瑠璃「丹波与作待夜(たんばよさくまつよ)の小室節(こむろぶし)」「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)」中の人物。少年の馬追い。「重(しげ)の井(い)子別れ」の段で有名。自然生(じね...