さんぱちしき‐ほへいじゅう【三八式歩兵銃】
明治38年(1905)に採用された旧日本陸軍の歩兵用小銃。口径6.5ミリ、最大射程2400メートルで5連発。
サンパン【三板/舢板】
《(中国語)》港内の交通船の俗称。通い船。ランチ。もと中国の河川・沿岸で、のちには極東水域で使用された木造小型の平底船。
さんぱんごはん‐うんどう【三反五反運動】
中国で、1951年から1952年にかけて展開された、公務員の汚職・浪費・官僚主義の三害および資本家の贈収賄、脱税、国家財産の横領、材料と手間のごまかし、国家の経済情報の窃取の五毒に対する反対運動。
さんぱん‐しゅぎ【三反主義】
社会大衆党などの掲げた反共産主義・反資本主義・反ファシズムのスローガン。
さんぱん‐の‐らん【三藩の乱】
中国の清初1673年に起こった反乱。三藩とよばれていた雲南の呉三桂、広東の尚之信、福建の耿精忠が、三藩廃止令に反対して挙兵したが、康熙帝によって1681年に平定され、清朝の中国支配が確立した。
さん‐ひめ【三姫】
歌舞伎で、時代物の姫役のうち至難とされる三役。「本朝廿四孝」の八重垣姫、「鎌倉三代記」の時姫、「祇園(ぎおん)祭礼信仰記」の雪姫。
さんびきのかに【三匹の蟹】
大庭みな子の短編小説。昭和43年(1968)、第11回群像新人文学賞、第59回芥川賞受賞。
さんびしん【三美神】
《原題、(オランダ)De drie gratiën》ルーベンスの絵画。板に油彩。ビーナスに仕える三美神を描く。マドリード、プラド美術館所蔵。
さん‐びゃく【三百】
1 100の3倍。 2 銭、三百文(もん)。転じて、わずかな金額、また、低級で値打ちのないもの。 3 「三百代言」の略。
さんびゃく‐しょこう【三百諸侯】
《江戸時代、大名の数が約300あったところから》すべての大名。