のめり‐げた【のめり下駄】
前部の裏面を斜めに切り落とした男子用の駒下駄。ぬめり下駄。
ひきずり‐げた【引き摺り下駄】
1 下駄を引きずるようにして歩くこと。 2 台の中央を横に切って離し、表を革の鋲(びょう)打ちでつなぎ、裏の中央をくりぬいて、前後が曲がるようにした下駄。引き下駄。
ひきつけ‐げた【引(き)付け下駄】
駒下駄の一種。男物は白桐・焼き桐、女物は白木または漆塗りで、いずれも表をつけたもの。
ひより‐げた【日和下駄】
歯の低い差し歯下駄。主に晴天の日に履く。
みず‐げた【水下駄】
深田や湿地に入るときに履く幅の広い下駄。大足(おおあし)。代踏(しろふ)み下駄。
ゆき‐げた【雪下駄】
雪国で冬に用いる、すべり止めの金具を打った下駄。《季 冬》
ゆ‐げた【湯下駄】
湯殿で用いた下駄。
りきゅう‐げた【利休下駄】
日和(ひより)下駄で、薄く低い二枚歯を木地のままの台に入れたもの。浅い爪革(つまかわ)をかけて雨下駄ともする。
ろじ‐げた【露地下駄】
茶の湯で、雨天の際、露地の出入りに履く下駄。杉材で作り、竹の皮の鼻緒をつける。数寄屋下駄。