世(よ)は張(は)り物(もの)
《「張り物」は、外見だけで中身のないもの》世の中は、見栄を張ってわたるのが普通である。世間は張り物。
世(よ)は回(まわ)り持(も)ち
貴賤貧富の運命は、かわるがわる誰にも巡ってくるものだ。天下は回り持ち。
世(よ)は元偲(もとしの)び
世の中の人は、とかく昔を懐かしむものであるということ。
よ‐ばな・れる【世離れる】
[動ラ下一][文]よばな・る[ラ下二]世間から遠ざかる。「—・れた暮らし方」
よ‐ひと【世人】
世間の人。せじん。「御もののけにやと—も聞こえ騒ぐを」〈源・紅葉賀〉
よまい‐ごと【世迷い言】
わけのわからないぐちや不平。繰り言。「—を並べる」
世(よ)乱(みだ)れて忠臣(ちゅうしん)を識(し)る
《「唐書」崔円伝から》世の中が混乱したときに、真の忠義の臣が誰であるかがわかる。
世(よ)も末(すえ)
《仏教の末法思想による言葉》この世も終わりであること。救いがたい世であること。「こんな歌がはやるとは—だ」
よ‐よ【代代/世世】
1 これまで経過してきたそれぞれの時期・時代。だいだい。「—の為政者」「—に伝える」 2 仏語。過去・現在・未来の三世。 3 別れ別れの世界。それぞれ別の生活。男女についていう。「白河のしらずと...
よよし【世吉/四十四】
「世吉連歌」の略。