ギルド‐しゃかいしゅぎ【ギルド社会主義】
20世紀初め、英国に起こった政治・社会運動。当時の国家や資本主義に反対し、中世のギルドを模して労働組合を基盤につくられた産業の民主主義的連合によって、自治的社会主義を目ざす運動。ギルドソーシャリズム。
ぎんこう‐しゅぎ【銀行主義】
1830〜40年代に英国で唱えられた、通貨論争における主張の一。銀行券は、正貨準備にかかわりなく銀行の自由裁量で発行しても、兌換(だかん)が維持されるかぎり、物価は騰貴しないという説。→通貨主義
クィエティスム【(フランス)quiétisme】
⇒静寂主義
くうそうてき‐しゃかいしゅぎ【空想的社会主義】
《(ドイツ)utopischer Sozialismus》オーエン・サン=シモン・フーリエらの社会主義に、エンゲルスが与えた名称。科学的社会主義としてのマルクス主義に対するもので、資本主義のはら...
クエーカー【Quaker】
キリスト教プロテスタントの一派。正式にはフレンド派。17世紀半ばに、英国でジョージ=フォックスが創始、まもなく米国に広まった。キリストへの信仰により神の力が人のうちに働くとし、霊的体験を重んじ、...
く‐く【煦煦】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 日の光などが暖かなさま。「—たる春日(しゅんじつ)に背中をあぶって」〈漱石・草枕〉 2 恵みを与えるさま。「自然主義の文芸は…偏えに—熙々(きき)の情趣に乏し...
くさのね‐みんしゅしゅぎ【草の根民主主義】
民衆の間に根を下ろし、市民運動や住民運動などによる日常的な参加を基礎とする民主主義。
くさのは【草の葉】
《原題Leaves of Grass》ホイットマンの詩集。1855年初刊。以後、増補・改筆。普遍的な人間性や民主主義の精神をうたう。
くまもと‐ようがっこう【熊本洋学校】
明治4年(1871)米国人ジェーンズを教師に招いて熊本城内に創立された学校。欧米の学問を教授し、キリスト教主義の教育を行った。浮田和民・海老名弾正・徳富蘇峰らを輩出。
くみあい‐しゅぎ【組合主義】
労働組合の目的を、資本主義制度の枠内で経済的条件の改善に限定しようとする立場。