のりあいばしゃ【乗合馬車】
中里恒子の短編小説。国際結婚をテーマに女性の生き方を描く。昭和13年(1938)発表。同年、「日光室」とあわせ第8回芥川賞受賞。女性による芥川賞受賞は本作が初。
のりあい‐ぶね【乗合船】
規定の運賃をとり、定まった航路を多くの客を乗せて運航する客船。
のりあいぶね【乗合船】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)。本名題「乗合船恵方万歳(えほうまんざい)」。3世桜田治助作詞、5世岸沢式佐作曲。天保14年(1843)江戸市村座で初演のときの名題「魁香樹(かしらがき)いせ物語」...
のり‐あ・う【乗(り)合う】
[動ワ五(ハ四)]一つの乗り物に一緒に乗る。「方向が同じ者どうしでタクシーに—・う」
のり‐あが・る【乗(り)上(が)る】
[動ラ五(四)]自分のからだを上に持ち上げる。「乱りがわしく—・って、私に抱き付こうとした」〈近松秋江・疑惑〉
のり‐あ・げる【乗(り)上げる】
[動ガ下一][文]のりあ・ぐ[ガ下二]船や車などが、進行中に障害物などの上にのってしまう。「船が暗礁に—・げる」
のり‐あわ・す【乗(り)合(わ)す】
[動サ五(四)]「乗り合わせる」に同じ。「同じ飛行機に—・す」 [動サ下二]「のりあわせる」の文語形。
のり‐あわ・せる【乗(り)合(わ)せる】
[動サ下一][文]のりあは・す[サ下二]偶然、同じ乗り物に一緒に乗る。たまたま、その乗り物に乗っている。「旧友と同じ電車に—・せる」
のり‐いち【乗り一】
乗り心地がいちばんよいこと。「これは—の馬で候」〈平家・四〉
のり‐い・る【乗(り)入る】
[動ラ五(四)] 1 乗り物に乗ったまま中に入る。「ジブラルタルの瀬戸を目的(めがけ)て—・りつつ」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 2 騎馬で敵陣に攻め入る。「来島が兵は蛤御門に—・りて」〈染崎延房...