そく‐じ【即事】
その場の事柄。目の前のけしき・ようす。「—即詠」
そぞろ‐ごと【漫ろ事】
とりとめもないこと。とるに足りないこと。すずろごと。「ある御所さまの古き女房の、—言はれしついでに」〈徒然・二三八〉
その‐こと【其の事】
取り立てていうような事柄。大事な用事など。「用ありて行きたりとも、—果てなば、とく帰るべし」〈徒然・一七〇〉
そら‐ごと【空事／虚事】
本当ではない事柄。つくりごと。
そら‐へんじ【空返事】
［名］(スル)気のない、口先だけの返事をすること。なまへんじ。からへんじ。「其時限りおいおいと—して」〈一葉・にごりえ〉
ぞう‐じ【雑事】
１ 雑多な事柄や用事。ざつじ。「—ども仰せられつるついでに」〈源・浮舟〉 ２ 中世、年貢以外の種々の租税や労役。
ぞく‐じ【俗事】
世俗のわずらわしい事柄。日常の雑事。「—に追われる」「—にうとい」
対岸(たいがん)の火事(かじ)
《向こう岸の火事は、自分に災いをもたらす心配のない意から》自分には関係がなく、なんの苦痛もないこと。対岸の火災。
たうえ‐の‐しんじ【田植（え）の神事】
⇒御田植(おたう)え祭(まつ)り
竹屋(たけや)の火事(かじ)
《竹が燃えると、はじけて音を出すところから》怒って、ぽんぽん言うさまをいう。
