二(に)の句(く)が継(つ)げ◦ない
次に言う言葉が出てこない。あきれたり驚いたりして、次に言うべき言葉を失う。「あっけにとられて—◦ない」
にのじ‐てん【二の字点】
踊り字の一種「」のこと。
に‐の‐せん【二の線】
「二枚目」1のこと。また、役者が二枚目として売り出すこと。
に‐の‐ぜん【二の膳】
正式の日本料理で、本膳に添えて、または本膳の次に出す膳。→本膳
に‐の‐たい【二の対】
寝殿造りで、東の対・西の対に対し、東北・西北の対屋(たいのや)。
に‐の‐たち【二の太刀】
二度目に斬(き)りつけること。また、その刀。「—を浴びせる」
に‐の‐つぎ【二の次】
2番目。そのつぎ。あとまわし。「話は—にして早く片付けなさい」
に‐の‐つづみ【二の鼓】
雅楽の打楽器で、細腰鼓(さいようこ)の一種。壱鼓(いっこ)と三の鼓の中間の大きさのもの。奈良朝には唐楽に、平安朝以後は高麗楽(こまがく)に用いられたが、衰滅した。
に‐の‐とり【二の酉】
11月の第2の酉の日。また、その日にたつ市。《季 冬》「—やいよいよ枯るる雑司ケ谷/波郷」→酉の市
に‐の‐ひと【二の人】
宮中での地位が一の人である摂政・関白に次ぐ人。「世の—にておはしますめり」〈大鏡・道長上〉