たびするきょじん【旅する巨人】
佐野真一による評伝。宮本常一と渋沢敬三の交流を描く。平成8年(1996)刊。翌年、第28回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
たびと【旅人】
《古くは「たひと」とも》「たびびと」の音変化。「家ならば妹が手まかむ草枕旅に臥(こ)やせるこの—あはれ」〈万・四一五〉
た‐びと【田人】
《「たひと」とも》田を耕す人。田子(たご)。農夫。「唯—の食(をしもの)を送るにこそ」〈記・中〉
たび‐にん【旅人】
旅から旅へと渡り歩く人。各地を転々と渡り歩いている博徒などをいう語。
たび‐びと【旅人】
旅行をしている人。旅行者。
たびゅうど【旅人】
《古くは「たびゅうと」とも》「たびびと」の音変化。「光陰は百代の—なり」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
たり【人】
[接尾]助数詞。「三(み)」「四(よ)」など和語の数詞に付いて、人を数えるのに用いる。「み—」「よ—」
たれ‐の‐ひと【誰の人】
なんという人。どういう人。たれびと。「さ雄鹿の萩に貫き置ける露の白玉あふさわに—かも手に巻かむちふ」〈万・一五四七〉
たれ‐びと【誰人】
[代]不定称の人代名詞。なんという人。どんな人。だれ。「—にも見出し得ぬ訳だ」〈漱石・吾輩は猫である〉
たわれ‐びと【戯れ人】
たわむれる人。浮気者。好色な人。「対の御方いと色めかしう、世の—にいひ思はれ給へるに」〈栄花・さまざまの喜び〉