きょう・ず【孝ず】
[動サ変] 1 親孝行をする。「父母に—・ずる心もっとも深し」〈今昔・七・二七〉 2 亡くなった親の供養をする。「後々の御わざなど、—・じつかうまつり給ふさまも」〈源・賢木〉
きょう‐のぼり【京上り】
地方から京都へ行くこと。上洛(じょうらく)。「任果てて上りけるに、送りに—すとて」〈今昔・二六・一六〉
きょう‐まん【軽慢】
おごり高ぶって、人をあなどること。「何ぞ人に殺害せられ、人に—せらるる者あるぞ」〈今昔・三・二〇〉
きらきら‐し・い
[形][文]きらきら・し[シク] 1 《古くは「きらぎらし」とも》美しく光り輝いている。「—・い日ざしの底にまだ何処(どこ)となく肌寒さが感ぜられた」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉 2 容姿が端正である。「...
きら‐め・く【煌めく】
[動カ五(四)] 1 きらきら光り輝く。「—・く星座」「—・く才気」 2 華やかで人目をひく。「道の程、従者(とものもの)多く仕はれて、—・くも理なり」〈今昔・二六・一四〉 3 盛んにもてなす。...
きわ‐だけ・し【際剛し/際猛し】
[形ク]きわだって気が強い。また、一本気である。「極(いみ)じくきびしく—・くぞ坐(いま)すかりける」〈今昔・一九・一〇〉
きん‐こ【今古】
今と昔。古今(ここん)。今昔。
きんだち‐ずりょう【公達受領】
公達で国司に任ぜられた者。「品不賤(いやしから)ぬ—の、年若きありけり」〈今昔・三〇・一一〉
ぎょう‐ごう【行業】
1 仏道の修行。 2 行い。行状。「我、聖人(しゃうにん)の—を聞く」〈今昔・七・一七〉
ぎょう‐じ【行事】
1 恒例として日を定め取り行う催し。「創立記念の—が執り行われる」「年中—」 2 おこない。行状。「第二を—自由の権という」〈小川為治・開化問答〉 3 平安時代、朝廷の諸儀式をつかさどった役。行...