ひと‐づえ【人杖】
1 杖がわりに人の肩によりかかって歩くこと。また、その杖がわりになる人。 2 人を杖のように軽々とあしらうこと。「相撲(すまひ)をも取りて—につかひて投げすてつ」〈今昔・二三・二一〉
ひと‐ひ【一日】
1 いちにち。また、いちにちじゅう。終日。「—野辺に遊ぶ」「—読書にふける」 2 ある日。先日。「—の御返り、いかで給はらむ」〈かげろふ・中〉 3 ついたち。朔日(さくじつ)。「けふは卯月(うづ...
ひと‐みち【一道】
[名・形動ナリ] 1 ただ1本の道。転じて、死出の道。「汝は—に向かひ給へ」〈記・中〉 2 ある一つの事に心を向けること。また、そのさま。ひとすじ。いちず。「かにかくに物は思はじ飛騨人(ひだひ...
ひとり‐だち【独り立ち】
[名](スル) 1 他の助けを借りずに自分ひとりの力で立つこと。「乳児が—するようになる」 2 他の助力なしに、自分の力だけで仕事や生活をしていくこと。独立。「修業を終えて—する」 3 ひとりず...
ひ‐ひこ【曽孫】
孫の子。ひまご。そうそん。「観賢僧正と云ふ人…大師には—弟子にぞ当たりける」〈今昔・一一・二五〉
ひ‐ぶん【非分】
[名・形動ナリ] 1 分不相応なこと。また、そのさま。過分。「この大納言—の大将を祈り申されければにや」〈平家・一〉 2 道理にはずれたこと。また、そのさま。非理。「嫉妬の故に…—に命をなん失ひ...
ひょう‐じ【表示】
[名](スル) 1 はっきりと表し示すこと。「原料をラベルに—する」 2 図表にして示すこと。「生産額を—する」 3 きざし。兆候。「これ、ひとへに金粟(こんぞく)世界に生ぜる—なりといひて」〈...
ひら‐が・る【平がる】
[動ラ四]からだを平たくする。ひれ伏す。「門の脇になん—・り居て侍る」〈今昔・四・二五〉
ひる‐ぬすびと【昼盗人】
1 昼間、盗みをする者。「こは—の入りにたるにこそありけれ」〈今昔・二九・四〉 2 良民のような顔をして悪事を働く者。「書き出し請けて済まさぬは…—に同じ」〈浮・胸算用・一〉
ひろ‐らか【広らか】
[形動ナリ]「ひろやか」に同じ。「鮨鮎の大きに—なるを」〈今昔・二八・二三〉