け【仮】
仏語。実体のないこと。名称のみであること。
け【化/仮/花/家/華】
〈化〉⇒か 〈仮〉⇒か 〈花〉⇒か 〈家〉⇒か 〈華〉⇒か
け‐う【仮有】
仏語。この世に存在するものは、すべて因と縁の和合によって生じたもので、仮のものでしかないということ。⇔実有(じつう)。
け‐が【仮我】
仏語。人間は五蘊(ごうん)の因縁が仮に和合したもので、実体としての我があるわけではないが、仮に我があるとしたもの。
け‐しょう【化粧/仮粧】
[名](スル) 1 紅(べに)やおしろいなどを使って、顔を美しく見えるようにすること。つくり。けそう。「念入りに—する」 2 物の表面を美しく飾ること。「壁を白いペンキで—する」「雪—」 3 う...
けしょう‐がけ【化粧掛(け)】
陶磁器で、仕上がりを美しく見せるため、素地(きじ)にきめの細かい白土(はくど)をかけること。
け‐じ【仮時】
仏教の経文などで、「ある日」「ある時」といった仮定の日時のこと。三摩耶(さんまや)。
け‐そう【仮相】
かりのすがた。〈日葡〉
け‐そう【化粧/仮粧】
「けしょう(化粧)」に同じ。「御身の—いといたくして」〈竹取〉
け‐たい【仮諦】
仏語。天台宗で説く三諦(さんだい)の一。すべてのものは実体がなく、因縁によって仮に生じて存在しているということ。