ほにほろ
《飴売り行商人の歌の囃子詞(はやしことば)。意味不詳》江戸時代寛政期に流行した飴売り行商人。唐人服を着、腰に張り子の馬を付け、唐人笛を吹きながら「ほにほろほにほろ」と歌い踊り、飴を売り歩いた。ま...
ほんちょうすいこでん【本朝水滸伝】
読本(よみほん)。前編10巻・後編15巻。建部綾足(たけべあやたり)作。前編は安永2年(1773)刊、後編は写本で伝わる。中国小説「水滸伝」を翻案した初期読本の代表作の一。
ぼうしつけっせつかいきせい‐ひんぱく【房室結節回帰性頻拍】
発作性上室性頻拍の一種。房室結節が2本の伝導路で形成されている場合、心筋を動かす電気刺激が房室結節内で旋回することにより、頻拍が発生する。カテーテルアブレーションによって伝導路の一つを焼灼するこ...
ぼうしん‐そうがんきょう【防振双眼鏡】
手ぶれ補正をする機構を備えた双眼鏡。手などから伝わる振動をセンサーで捉え、可動するレンズまたはプリズムを常に振動と相殺するよう制御し、視界を安定させる。
ぼせい‐いでん【母性遺伝】
親の形質が卵細胞だけを通じて遺伝すること。精細胞は関与せず、母親の形質だけが子に伝わる。細胞質に含まれる遺伝子によって起こる細胞質遺伝と、遺伝子が母親の卵細胞で発現し、一代遅れて形質が表現型とし...
マグノン【magnon】
スピン波を量子化することによって考えられる準粒子。結晶中の電子のスピンの乱れが波として伝わる様子などを記述できる。スピン波量子。
みかわ‐まんざい【三河万歳】
愛知県三河地方を根拠地として、各地を回った正月の祝福芸。中啓(ちゅうけい)を持った太夫(たゆう)と鼓を打つ才蔵が、家々を訪れて祝言を述べたり、こっけいな掛け合いをしたりするもの。西尾市と安城市に...
みくに‐ぶし【三国節】
福井県の民謡で、坂井市三国港近辺に伝わる盆踊り歌。宝暦11年(1761)三国神社建立の際の地固めの作業歌に始まるという。
みちのくのにんぎょうたち【みちのくの人形たち】
深沢七郎の短編小説集。地方に伝わる奇習の中にある人間の暗闇を描く。昭和56年(1981)発表。同年、第17回谷崎潤一郎賞受賞。
みみぶくろ【耳嚢/耳袋】
江戸中期の随筆。10巻。根岸鎮衛(ねぎしやすもり)著。佐渡奉行・勘定奉行・町奉行を務めた著者の見聞録で、未刊ながら写本で伝わる。