ねつ‐ばいたい【熱媒体】
装置を一定の温度に保持するため、加熱や冷却をするための流体。熱源の冷却を主とする媒体を冷媒、加熱を担う媒体を熱媒という。伝熱媒体。
ねんせい‐りゅうたい【粘性流体】
流体や流体中の物体の運動を考える際に、粘性を考慮しなければならない流体。粘性流体のふるまいはナビエストークスの方程式に従う。⇔完全流体。
ねん‐たい【粘体】
粘性があり、固体と液体の中間の性質をもつ物体。飴(あめ)・糊(のり)など。粘性体。粘性流体。
ねんりょう‐しゅうごうたい【燃料集合体】
原子炉に燃料として装荷される燃料棒の束。数十本から数百本の燃料棒が正方形や六角形に束ねられている。核燃料集合体。
のう‐かすいたい【脳下垂体】
間脳の視床下部から下方に突出している内分泌腺。人間では小指大で、トルコ鞍(あん)とよばれる脳底のくぼみに収まる。腺性の前葉・中葉と神経性の後葉の3部に分けられ、主に他の内分泌腺を刺激するホルモン...
のうかん‐もうようたい【脳幹網様体】
脳幹にある、神経細胞体と神経線維が入り交じって網目状をなす構造。大脳皮質への刺激の通路となり、意識の水準を保つ働きをし、睡眠に関係している。
ノッチ‐じゅようたい【ノッチ受容体】
《ノッチはnotch》生物の発生や細胞の分化に関係する細胞間情報伝達に重要な役割を果たす膜たんぱく質の一。ガンマセクレターゼなどのたんぱく質分解酵素によって切断され、細胞核内に遊離して、遺伝子の...
はいぐう‐たい【配偶体】
配偶子をつくり、有性生殖を行う世代の生物体。シダ植物の前葉体など。→胞子体
はいとう‐たい【配糖体】
糖類と、アルコールやフェノールなどの水酸基をもつ有機化合物とが結合した化合物。生物、特に植物体に広く存在し、サポニン・ジキタリスなどがあり、糖がグルコースのときはグリコシドといい、最も多く存在。
はくりょう‐たい【柏梁体】
漢詩の一体。1句七言の連句で、毎句脚韻をふむのを特徴とする古詩。漢の武帝が柏梁台を築いた時、群臣に作らせた詩体に由来するといわれる。