ぎり‐ぎり【限り限り】
[名・形動]限度いっぱいで、それ以上余地がないこと。また、そのさま。副詞的にも用いる。「しめきり—に間に合う」「経済的に—な(の)状態で生活する」「—許容できる線」
ぎりぎり‐けっちゃく【限り限り決着】
まったく余地がない状況になること。「生れてから今日まで—の生活をして来たんだ」〈漱石・明暗〉
くつろ・ぐ【寛ぐ】
[動ガ五(四)] 1 仕事や心配ごとなどを忘れて、伸び伸びとする。心身をゆったりと休める。気がねなくのんびりと振る舞う。「温泉につかって—・ぐ」「—・いだ雰囲気」 2 窮屈な服装・姿勢などをや...
けん‐とう【検討】
[名](スル)よく調べ考えること。種々の面から調べて、良いか悪いかを考えること。「—を重ねる」「—の余地がある」「問題点を—する」
こう‐りょ【考慮】
[名](スル)物事を、いろいろの要素を含めてよく考えること。「—に入れる」「—の余地がない」「相手の事情を—する」
さし‐はさ・む【挟む/挿む/差(し)挟む】
[動マ五(四)] 1 間に入れる。はさみこむ。「しおりを本に—・む」 2 他人の話に途中から割り込む。別の意見などを言って干渉する。「口を—・む」「異論を—・む」 3 ある考えを心中に含み持つ。...
さりどころ‐な・し【避り所無し】
[形ク]《逃れる場所がない意から》逃れようがない。弁解の余地がない。「罪—・く、うしろめたけれ」〈夜の寝覚・二〉
しへき‐びき【四壁引き】
江戸時代、検地のとき、屋敷の周囲に一定の余地を与えて、土地面積の測量の対象としなかったこと。四方引き。
しゃく‐ぜん【綽然】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆったりとして余裕のあるさま。綽々。悠然。「許多(あまた)の著作を成就して—として余地ありしなれ」〈中村訳・西国立志編〉
しょく‐げん【飾言】
言葉を体裁よく飾ること。また、その言葉。「どういう角度から見ても、完全な悪だ。—の余地はない」〈中島敦・李陵〉