そら‐ざや【空鞘】
1 刀身よりもずっと長く作ったさや。 2 余裕。ゆとり。「—モナイ人」〈日葡〉 3 中身と外見が違うこと。「仲人の—もなき無疵もの」〈柳多留拾遺・初〉
ソルベンシーマージン‐ひりつ【ソルベンシーマージン比率】
《solvency marginは、支払い余力の意》通常の予測を超えるリスクに対して、保険会社にどの程度の保険金の支払い余力(余裕資金)があるかを示す指標。銀行の自己資本比率に相当する。平成8年...
タクト【tact】
1 機転。如才なさ。「もうそこには葉子は—を用いる余裕さえ持っていなかった」〈有島・或る女〉 2 言語学で、マンド以外の発話。周囲の物や出来事を描写したり、感想を述べたりする発話。報告言語。→マンド
多多(たた)益益(ますます)弁(べん)ず
1 多ければ多いほどうまく処理する。手腕・才能にすぐれ、余裕のあるさまにいう。 2 多ければ多いほどよい。
たたみ‐か・ける【畳み掛ける】
[動カ下一][文]たたみか・く[カ下二] 1 相手に余裕を与えないように、立て続けに行う。「—・けて質問する」 2 たたもうとする。たたみ始める。「洗濯物を—・けてやめる」
たっぷり
[形動][文][ナリ] 1 満ちあふれるほど十分にあるさま。「—な水で麺(めん)をゆでる」 2 名詞の下に付いて、ある要素が普通よりも多めであることを表す。「皮肉—」「自信—」
[副] 1 ...
大事(だいじ)の中(なか)に小事(しょうじ)なし
大事の場合には、小事を顧みる余裕がない。
ていかい‐しゅみ【彽徊趣味】
世俗の雑事を避けて、余裕のある気持ちで人生をながめ、東洋的な詩歌の境地に遊ぼうとする態度。夏目漱石が高浜虚子の小説「鶏頭」の序文で提唱した語。→余裕派
て‐いっぱい【手一杯】
[名・形動] 1 それ以上他のことをする余裕のないこと。また、そのさま。「自分のことだけで—だ」 2 力の限りすること。また、そのさま。「商イヲ—ニスル」〈和英語林集成〉 3 自分の思いどおりに...
てま‐ひま【手間暇/手間隙】
手間とひま。労力と時間。「—をかける余裕はない」