しゅんとう【春灯】
俳誌。昭和21年(1946)1月、小説家・劇作家・俳人の久保田万太郎の主宰により創刊。久保田の没後は創刊時から編集を担当していた安住敦が主宰を引き継いだ。
しょう‐し【小史】
1 簡単にまとめた歴史。略史。「日本開化—」 2 作家などが自分の筆名・雅号の下につける語。「紅葉—」 3 中国、周代の官職で、書き役。書記。
しょうじょにはむかないしょくぎょう【少女には向かない職業】
桜庭一樹の小説。平成17年(2005)刊行。ライトノベル作家として活躍してきた著者による、初の一般小説。
しょうせつ‐か【小説家】
1 小説を書くことを職業としている人。作家。 2 中国古代の諸子百家の一。小さな巷説(こうせつ)を拾い集め、伝えたもの。 [補説]書名別項。→小説家
しょうせつのしょそう【小説の諸相】
《原題Aspects of the Novel》フォースターによる評論集。1927年刊。ケンブリッジ大学のトリニティーカレッジで行った講義の内容をまとめたもの。トルストイ、プルーストなどの著名作...
しょうわぶんだんそくめんし【昭和文壇側面史】
小説家・評論家の浅見淵の著作。「早稲田文学」の編集に携わるなど、自身も深く文壇にかかわってきた著者が、晩年の芥川竜之介、若き日の五木寛之など数多くの作家たちのエピソードを交えて語る文壇史。昭和4...
しん‐えい【新鋭】
新しく現れ、勢いが盛んですぐれていること。また、そういう人・もの。新進気鋭。「期待の—」「—作家」
しんかんかく‐は【新感覚派】
大正末期から昭和初期の文学の一流派。雑誌「文芸時代」によった新進作家のグループをさす。外部の現実を主観的に把握し、知的に再構成した新現実を感覚的に創造しようとした。横光利一・川端康成・中河与一・...
しんぎこう‐は【新技巧派】
大正初期の文学の一流派。芥川竜之介・菊池寛・久米正雄ら第三次・第四次「新思潮」の同人を中心とする作家に対する称。理知的な技巧を重視し、主題の鮮明な作風を示した。新理知派。
シングル‐ストーリー【single story】
一つの出来事が繰り返し語られることにより、固定観念が形成され、唯一の真実であるかのように認識される危険性を表す言葉。ナイジェリアの作家チママンダ=ンゴズィ=アディーチェが用いた。