さく‐とく【作得/作徳】
1 自作農が、年貢米を納めた残りの得分。 2 地主が小作人から受け取る小作米。小作料。
さく‐ど【作土】
田畑の表面の土。耕され、耕作が行われる部分のもの。耕土。表土。⇔心土(しんど)。
さく‐どり【作取り】
1 ⇒作(つく)り取り 2 小作人。
さくなみ‐おんせん【作並温泉】
宮城県中部、広瀬川上流にある温泉。泉質は単純温泉・硫酸塩泉。
さく‐にん【作人】
1 田畑を耕作する人。 2 器物・甲冑(かっちゅう)などの製作者。「仏像の—」 3 荘園農民の階層の一。荘園領主または名主(みょうしゅ)から名田を請けて耕作する者で、作人自身が名主である場合もある。
さく‐の‐あぶみ【作の鐙】
《伊勢家の作になる鐙の意》伊勢貞継が大坪道禅の伝授を受けて作ったという、木に鉄を合わせた鐙。
さく‐の‐くら【作の鞍】
《伊勢家の作になる鞍の意》伊勢貞継が大坪道禅の伝授を受けて作ったという鞍。鞍壺(くらつぼ)が深いのが特徴。
さく‐はん【作半】
中世、荘園で領主と作人とが収穫を折半したこと。また、その田。
さく‐ば【作場】
農作物を作る所。耕作地。
さく‐ひん【作品】
製作したもの。特に、芸術活動による製作物。「文学—」「工芸—」