こう‐しゅう【寇讐】
敵。かたき。「烈士は扼腕空しく—の手に委し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
こう‐しょう【翺翔】
[名](スル) 1 鳥が空高く飛ぶこと。「籠より出だして—せしむるが如く」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 思いのままに振る舞うこと。「嗚呼時不祥にして鴟梟(しきょう)—、讒諛(ざんゆ)志を得」〈東海散...
こう‐すい【交綏】
[名](スル)両軍が互いに退くこと。「遂に両邦—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
こう‐せい【曠世】
世にまれなこと。希世。希代。「—の名士」〈東海散士・佳人之奇遇〉
こう‐れん【孝廉】
[名・形動] 1 孝行で欲が少なく、正直なこと。また、そのさま。「—を察すれば濁る泥の如く」〈東海散士・佳人之奇遇〉 2 ㋐中国漢代に、朝廷が各郡に推挙させた人物の徳目の一。また、その徴士の名称...
こん‐すい【困睡】
[名](スル)疲れて眠ること。「其後腹飢え体疲れ、覚えず舷に倚りて—す」〈東海散士・佳人之奇遇〉
こん‐とん【困頓】
[名](スル)疲れはてること。また、こまりはてること。「下民—に瀕(ひん)し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
さ‐だ【蹉跎】
[名](スル)つまずいて時機を失すること。「嗚乎呉を沼にするの志、空く—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉 [形動タリ]時機を逸しているさま。不遇であるさま。「日暮れ、塗(みち)遠し。吾が生(しゃ...
さん‐じょう【賛襄】
[名](スル)《「襄」は成す意》助けて事を行うこと。君主を助けて政治を行うこと。「往年米国の義挙を—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ざん‐かん【讒陥】
[名](スル)告げ口をして、人を不利な立場に追いやること。「英仏の為めに—せられ、炎熱万里の沙漠に放謫せらる」〈東海散士・佳人之奇遇〉