たいよう‐ねんすう【耐用年数】
1 建物・機械など固定資産の税務上の減価償却を行うにあたって、減価償却費の計算の基礎となる年数。財務省令に定められている。 2 転じて、機器などが使用に耐える年数。「バッテリーの—を最大限に延ば...
宝(たから)さかって入(い)る時(とき)はさかって出(で)る
《「礼記」大学の「貨(か)悖(もと)りて入る者は、また悖りて出ず」から》不正に手に入れた財宝は、結局、つまらない目的のために使い捨てられる。悪銭身につかず。
たたき‐あ・げる【叩き上げる】
[動ガ下一][文]たたきあ・ぐ[ガ下二] 1 たたいてつくりあげる。「漆喰(しっくい)で—・げた二坪程の土間に」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 下積みの苦労を重ねて技量を磨き、一人前になる。「見習...
たち‐さばき【太刀捌き】
太刀の使いよう。
たち‐すじ【太刀筋】
1 太刀の使い方。剣を扱う才能。「—が乱れない」「—がよい」 2 相手を責めたてる言葉や文章。太刀先。「ホホと笑う慣れきった返しの—」〈露伴・五重塔〉
たっ‐ぴつ【達筆】
[名・形動] 1 巧みに文字や文章を書くこと。また、書いたものや、そのさま。「—をふるう」「—な人」 2 勢いのある筆使い。
たて‐まだ・す【立て遣す/奉遣す】
[動サ四]使いや物などを差し上げる。「天皇崩(かむあが)りましたりと聞きて弔使(とぶらひ)を—・せり」〈皇極紀〉
[動サ下二]
に同じ。一説に、さしあげさせるの意かとも。「まぼりもの—・せむ...
たところで…◦ない
《「たところで」は過去の助動詞「た」の連体形+名詞「ところ」+格助詞「で」。「ない」は打消しの助動詞、または形容詞》前件に未成立・既成立の事柄を条件として示し、後件にそれが無駄になるか、もっと悪...
たべ‐つ・ける【食べ付ける】
[動カ下一][文]たべつ・く[カ下二] 1 ふだんよく食べる。食べなれている。「—・けない御馳走(ごちそう)」「—・けた母の味が懐しい」 2 使い慣れている。習慣となっている。「このやうな座敷に...
たまずさ【玉梓/玉章】
《「たまあずさ」の音変化。4が原義》 1 手紙。消息。「御なつかしき—とる手おそしと」〈蘆花・不如帰〉 2 巻いた手紙の中ほどをひねり結んだもの。ひねり文。結び文。多く艶書(えんしょ)にいう。 ...