ちょう‐ぶそうし【長奉送使】
斎宮(さいぐう)が伊勢神宮に下向するとき供奉した勅使。ふつう、納言・参議などの公卿が任ぜられた。監送使。
ちょうもつ‐し【徴物使】
平安時代、中央の諸司・諸家に置かれ、地方からの調庸物の出納にあたった役人。地方に出向いて略奪行為を行うこともあった。
ちょく‐し【勅使】
勅旨を伝える使者。
ちょくとう‐し【勅答使】
勅答を伝えるためにつかわされる使者。
ちんぶ‐し【鎮撫使】
天平3年(731)諸道に置かれた臨時の官。諸国の治安の巡察、国司・郡司の監察などを任務とした。
ついとう‐し【追討使】
反乱や凶賊を追討するために朝廷から派遣される使い。討手(うて)の使い。
ついぶ‐し【追捕使】
平安時代、治安を乱す者の逮捕・鎮圧に任命された官。国司・郡司の中から武勇の者が選ばれた。初め臨時の官であったが、のちには常置となった。
つばさなきてんし【翼なき天使】
小谷剛の小説。昭和30年(1955)刊行。
てがみをかくふじんとめしつかい【手紙を書く婦人と召使】
《原題、(オランダ)Schrijvende vrouw met dienstbode》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦71センチ、横60.5センチ。女主人が手紙を書き終わるのを女中が待って...
てんうん‐し【転運使】
中国、唐・宋代の地方官名。創設当初は物資の運輸をつかさどったが、しだいに権限を拡大し、宋代には辺防・刑獄・財政などの役もつかさどった。