あなずらわ・し【侮らはし】
[形シク]《動詞「あなずる」の形容詞化》 1 軽蔑(けいべつ)したい。尊敬・尊重する価値がない。「いとかくやつれたるに—・しきにや」〈源・明石〉 2 気軽に心を許せるさま。気のおけないさま。「右...
あなずり【侮り】
あなどること。「笑ひはすれど—はせず」〈菟玖波集・雑体〉
あなず・る【侮る】
[動ラ四]《「あなどる」の古形》軽蔑する。「かの国の人にも、すこし—・られて」〈源・若紫〉
あなどり【侮り】
あなどること。軽蔑(けいべつ)。さげすみ。「—を受ける」
あなど・る【侮る】
[動ラ五(四)]人を軽くみてばかにする。軽蔑する。見下す。「—・って油断するな」「—・りがたい敵」 [可能]あなどれる
ぶ【侮】
[常用漢字] [音]ブ(漢) [訓]あなどる ばかにする。あなどる。「侮言・侮辱・侮蔑(ぶべつ)/外侮・軽侮」
ぶ‐げん【侮言】
あなどって言う言葉。
ぶ‐じょく【侮辱】
[名](スル)相手を軽んじ、はずかしめること。見下して、名誉などを傷つけること。「—を受ける」「他民族を—する」
ぶじょく‐ざい【侮辱罪】
具体的なことがらを挙げずに、公然と人を侮辱する罪。刑法第231条が禁じ、拘留または科料に処せられる。親告罪の一つ。 [補説]具体的なことがらを挙げて、相手の社会的評価を下げる行為は名誉毀損罪にあたる。
ぶ‐にち【侮日】
日本、また日本人をあなどること。「—感情」「—抗日高まれば」〈土井晩翠・降魔の利剣〉