あま‐がつ【天児/天倪】
形代(かたしろ)として幼児のそばに置き、災厄を移し負わせる人形。後世は、幼児のはう姿をかたどった這子(ほうこ)をもいう。「ちごうつくしみし給ふ御心にて—など御手づから作り」〈源・若菜上〉
たん‐げい【端倪】
[名](スル)《「荘子」大宗師から。「端」ははじめ、「倪」はおわりの意》 1 物事の初めと終わり。事の始終。 2 物事の本と末、終わりと始めを推しはかること。あらかじめ予想すること。推測。「この...
へい‐げい【睥睨/俾倪】
[名](スル) 1 にらみつけて勢いを示すこと。「天下を—する」 2 横目でじろりとにらみつけること。「眼は限られたる暗き壁を—し」〈透谷・楚囚之詩〉